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この名前を聞いてとても懐かしいと思う方は少なくないのではないでしょうか。頭に卵の殻を半分すっぽりかぶったあのキャラクターが返ってきます。
海外向けのアニメビジネスを積極的に展開するテレビ東京が、新たにヨーロッパで共同制作に乗り出すそうです。
6月13日、テレビ東京は、イタリアで生まれたキャラクター「カリメロ」の新作テレビアニメーション会社であるゴーモンアニメーションと共同制作すると発表しました。
何とも珍しい黒いひよこの「カリメロ」は、イタリアの漫画家、ニーノ・バゴットとトニー・バゴット兄弟と、兄弟のアニメ制作に勤めていた漫画家のカルロ・ペロニによって1963年に考案されました。
元々はイタリアの洗剤会社のMira LanzaがCM番組向けに制作したキャラ―クターでした。
泥によって真っ黒になってしまった彼の身体を人間が拾って同社の洗剤で綺麗にしてあげるという広告から始まったのがこのカリメロの歴史です。
そして1963年、イタリア国内でテレビアニメとして放送されました。
日本の東映がこのキャラクターを使用してテレビアニメを制作し、1974年から1975年9月30日まで全47話が放送されました。
ゴーモンアニメーションは、イタリアのスタジオ・カンペデリと原作管理会社のカリドラと新作アニメーション計画を進めていたのだそうです。
これにテレビ東京と講談社が加わるそうです。
フランスとの合作は知る限りでは「ガジェット警部」が浮かびますが、日本の漫画文化に大変好意的なフランスとの製作による新作「カリメロ」は、世代の方にも、今回が初めての方にも大変楽しい作品になると思います。