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映画「AKIRA」などで知られる日本を代表する漫画家・アニメ監督の大友克洋の新作アニメーション映画「火要鎮」を収録したオムニバス映画「SHORT PEACE」のコラボレーションビジュアルが公開されました。
大友克洋といえばペンタッチに頼らない均一な線による精密な書き込みと複雑なパースを持つ画面構成などの日本の漫画にはそれまでなかった作風で80年代以降の漫画界に大きな影響を与えた天才的クリエイターです。
漫画やアニメに疎い方でも、名前は知らなくとも必ず一度はその絵を目にしたことがあると思います。
自作を元に自ら制作したアニメーション映画の「AKIRA」は日本国外でもとても高い評価を得て、「ジャパンアニメーション」と呼ばれる、日本国外における日本アニメのムーブメントの先駆けとなった人です。
現在世界中で人気を得ている日本の漫画・アニメブームのきっかけになった1人といっても過言ではないと思います。
今や世界の大友克洋であるわけです。
大友克洋をはじめとする5人のクリエイターによるオムニバス作品である「SHORT PEACE」を象徴する手段として選ばれたのは、様々な断片を繋ぎあわせて一つの作品として完成させるコラージュだそうです。
昨年に開催された「大友克洋GENGA展」のメインビジュアルを作成する際にも大友克洋はこの手法を採用していて、今回の「SHORT PEACE」公開にあたっても同様、コラージュアーティストの河村康輔が起用されました。
収録作品の要素を用いながらもオリジナルとしての輝きをたたえた仕上がりになったそうです。
映画「SHORT PEACE」は7月20日より全国公開されます。