BEEF HIPHOP

VERBALとSEEDAの間にTERIYAKI BEEF?きっかけは?


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久しぶりの日本のHIPHOPビーフについてです。

最近、VERBAL(バーバル)やEXILEのMAKIDAIさんを乗せたバスが事故を起こし重傷を負ったという痛ましいニュースがあったばかりです。

二人とも命に別状はないようなのでよかったのですが、重傷でもかわいそうですね・・・

1日も早い復活をお祈り致します。

さて、本日はSEEDAとバーバルが所属していたTERIYAKIBOYZ(テリヤキボーイズ)の間に発生した所謂TERIYAKI BEEF(テリヤキビーフ)について書こうと思います。

このビーフも私がリアルタイムでトラックしていたビーフでした。

TERIYAKI BEEFきっかけ

TERIYAKI BEEFのきっかけはテリヤキボーイズが2009年1月にリリースしたアルバム『SERIOUS JAPANESE』の中の曲「SERIOUS JAPANESE」のフックの歌詞がSEEDAがGEEKのOKIと一緒にリリースしていた楽曲「Sai Bai Men feat.OKI」のフックをサンプリングしたもので、曲の最後の部分でもSEEDAをディスったのではと勘繰りBEEFに発展しました。

SEEDAはTERIYAKIBOYZ(テリヤキボーイズ)に自分の事を皮肉られてラップされたと思ったわけです。

TERIYAKIBOYZとは何者か?

TERIYAKIBOYZ(テリヤキボーイズ)とはBAPE SOUNDSに所属していたWISEとm-floで有名だったバーバルやリップスライムのイルマリ、RYO-Z、APEのデザイナーだったNIGOで結成されたHIPHOPユニットで、『ワイルドスピード3』の主題歌を担当するくらい有名だったので知っている人も多いでしょう。

TERIYAKIBOYZ(テリヤキボーイズ)の曲は客演やプロデューサーも超豪華でファレルやカニエウェストなどが参加しています。

当時の感想としては、やっぱりNIGOはスゲーなー!金あるなーって感じでした。

なんでAPEがUSのセレブラッパーたちに受けたのか謎でしたが、日本でもUSの影響かシャークパーカーとかベイプスタとかAPEがまた流行っていましたね。

SEEDAもアンダーグラウンドではスキルがあるバイリンガルのラッパーとして超有名でした。

OKIもSEEDAとの楽曲や他のアーティストの客演などでそれなりに名前は通っていました。

テリヤキビーフはメジャーな存在であるテリヤキボーイズにアンダーグラウンドなSEEDA(OKI含む)がDISをするというジャイアントキリング的な展開に興奮したのを覚えています。

SEEDAとOKIのdis曲は?

SEEDAとOKIのdis曲は以下です。

TERIYAKI BOYZのserious japanese 貝殻で海をはかる ばからしい
トーシロ以上ラッパー未満が雁首揃えてレペゼンジパング
一人はビッチで後はカス you are serious? へそが茶を沸かす
二番煎じはニガの機嫌取り ass hall ガバガバ $をばらまく
見ない渋谷じゃ猿のマーク同じ猿でも井上三太さ
多摩川 ポチャン あなたは坊ちゃんインタースクール 友達の輪
やな予感 ただの棚ぼた聴けるのonly カニエバース
おっと服に猿がついてるおっとスキルにちゃちついてる
もっと飛べるヤツが吸いてーなら saibaimenかけとけDJ
誰がリリカル 着とけmiki house イチロー マリナーズ なれない尻軽
ロック ニチヤス 俺等根張る TOKYO地下水脈
かっこいいなぁ ファッションリーダーださい俺には理解できない
hyde outには置いてないすぐに穴空く自慢のstreet gear
teriyaki beef easy easy
teriyaki beef eating eating
teriyaki beef 不味いから捨てちゃう
teriyaki beef 目がチカチカする
あれ?ape着てる何かの罰ゲーム?マジ勘弁まるで歩くまぬけ
キー君にdisられGEEKもdis cheepな服でも素材はタフ
シリアス語れど心に響かずアップロード バスタ without TERIYAKI
よくもまぁ made in japan 支離滅裂矛盾するバース
英語がお得意様なバーバル日本語、言語障害、あたまがパーマン
そのメガネもピックする言葉もださいわびサビ 歌詞にはみあたら無い
おっと服に猿がついてる?栽培マン好きじゃクサでもやってる?
ポップなセレブが3面飾っちゃう? BAPEは一発で終わっちゃう?
般若に dissられ SEEDA dissちゃう?自分の都合で相手を変えちゃう
クリスチャン気取りのおっさんら右のほほだせば左もだせる か?
何がシリアスジャパニーズ NASにジガにビギー はシリアスアメリカン?
何がシリアスジャパニーズ育ちが良すぎて何も知らないぼっちゃん
テレビではねてるチキン5羽照り焼きボーイズがボンボンボンボン
限定5羽のぼんぼ ぼんぼ一人で食べちゃう? うん 本当
金にモノを言わせたアルバムお前等に俺等の何が分かる?
お門違いかけた貝が5枚頭数揃えて器が無い
パーマンが一号金を出すのは二号
何がサンプル俺はBESをサンプルする
WISEはトラックと水と油
イルマリはトラックと水と油
名前もしらねえ(ヤツ)水と油
日本語と英語の混ぜ方 水と油
はは 頑張れよ でも 俺に触れたら落ちる言葉の囲い
ほら 聴いてた君等の顔はいまシリアス触れてはいけない俺等がリリカル
2号の仕事って何だ?何だ?2号の仕事って何だ?何だ
?パトロン? (パトロン) dj? (パトロン)服屋は服屋音楽してないじゃん
曲中のクソなアディショナルボーカル日本人なめてる そこ シリアス
三十路過ぎのおっさん説教くせえアウトロでコソコソ聴こえねえ?
タイマンがなんだ暴力推奨してラップなら やります5人まとめて
ラップで勝てなきゃ、金か?力か?おさえつけるのは?暴力、コネか!?はー!?
皮肉った曲お前等が出さなきゃ、好きでも嫌いでもなかった
俺等のスキルがリアルでお前らヘイター

なかなか過激にテリヤキボーイズの面々をDisってます(笑)

でもWISEだけは認めているようです。

曲の最後の方できちんと潰したテリヤキバーガーを食べているのが好感もてますね(笑)

SEEDA自身もこの曲はタダでダウンロードして好きに使って楽しんでほしいといっているところからもエンターテイメントとして楽しんでほしいという想いが伝わります。

曲のバースを聴いていると『金出すのが二号』とか、当時私が思っていたことと同じことを歌っていたので、私はどちらかといえばSEEDA寄りの感情でした。

テリヤキボーイズの事を結局金があればUSの有名ドコロとコラボ出来るのか・・・と私もどこか冷めた目でみてましたからね。

TERIYAKIBOYZ(テリヤキボーイズ)のアンサーは?

このdisを聴いてメジャーな存在であったテリヤキボーイズ側はどんなアンサーを返してくるのか楽しみにしていましたが、結果は残念なものでした。

結局アンサーソングは出さずに、SEEDAはVERBALのポッドキャストに呼ばれて対談という形での決着がはかられたのです。

バーバルは自身のブログやポッドキャスト内でSEEDAが感じていたSEEDAへのDisは誤解で、特に聞き取りづらくなっていた「SERIOUS JAPANESE」のアウトロの部分もSEEDAを皮肉った内容ではないと明かしました。

バーバルの立場からしてみればSEEDAの勘違いでBEEFになったのだから、BEEFになるようなことはなにもないと判明すればアンサーソングを出す必要もないと感じたのでしょうが、エンターテイメントとして楽しもうとしていたリスナーは自分も含めがっかりしたはずです。

SEEDAはバーバルとの仲介役になってくれたL-VOKALからバーバルがSEEDAに対するDisではなくポジティブなアンサーを考えていると伝えられたことから、「SERIOUS JAPANESE」のどこにカチンときたのかをブログに記しています。

今日バーバルからL-VOKALとOKIを通じて連絡を頂きました。
Lはいい奴だから両方のクッションになろうとしているんだと思うけど、
これは人間と人間としての問題じゃなくて、
ラッパーとラッパーとしての問題だ。

自分がもらった伝言は、
SERIOUS JAPANESEはSEEDAに対するDISSじゃない。
ポジティブなアンサーを考えている。。と

Lを通してじゃなくて公の場でもいいし、直接連絡が欲しかったが

アンサーを考えてくれているみたいなので、
参考がてらに
「SERIOUS JAPANESE」
のリリックスでどこら辺でカチンときたか書くよ。

バーバルのバースの途中

気にせずサクサク仕事こなすハスラー
気になってるクセにコソコソ言ってる奴ら
君等みたいなのをヘイターと呼びます

アウトロで聴こえてきた言葉

やっぱ懲役やべえ。。。
いきおいあんなと思って。。ぷーん
ぱくられてんのにすげーな。。

即効でちーんしてやろうって
殺すぞこの野郎 I told u right?

それであのサビを聴いたら、
なぜだかカチンときました。

SEEDA
※引用(https://seeda.syncl.jp/?p=diary&di=80051)

これを読んでもSEEDAはラッパーとしてアンサーしてほしい、つまりはラップでアンサーしてほしいと思っている様子が伺えます。

アンサーソングを書きやすいようにどこに頭がきてるか書いてくれているわけですからBEEF中とはいえ親切ですよね(笑)

その返答が対談とは・・・

私と同じように思ったリスナーは多く、当時の2chのHIPHOP板でもバーバルは相当非難されていました。

しかしバーバルにはこのラップではないアンサーにきちんと思いがあったのです。

この動画でなぜラップでアンサーしなかったかということを語っています。

動画をみてバーバルの想いは理解できました。

ただ、ラッパーとして日本語HIPHOPのシーンを本当に考えているのならばこの想いをラップで言って欲しかった・・・

BEEFの決着

SEEDAはのちにブログでこのように語って曲をアップしています。

2、3日前につくったnew shitをアップします。
この曲はTERIYAKI BEEFとはほとんど関係ありません。

ただ一連のラジオ出演や、その後の事務所間のやりとり、ノーアンサーなど、
自分にはテレビやネット、新聞でみるニュースの縮図に感じました。

日本の不透明な社会に対して1曲つくりました。

リリックのほとんどは社会に対して「こうなって欲しい」っていう自分の思いを綴りました。
皆もわかってると思うけど、俺はしゃべるのが下手だから。

ラジオを4回分最後まで聴いてもらってからアップしたかったのですが、
俺の気持ちがフレッシュなうちに日本の社会全体にこれだけは言いたい!!!
※引用(https://seeda.syncl.jp/?p=diary&di=87136)

そしてSEEDAはポッドキャストでの対談は『萎えた』と表現し『VERBALにはもうなにもない』とビーフの終了を宣言しました。

忘れられたOKI

バーバルのポッドキャストにはSEEDAだけが呼ばれ、忘れられていたOKIですが、下記の曲で『なんで俺を誘わないんだ!寂しいじゃねーか!!』とバーバルを再びDisする曲を発表しています。

この曲を聴いていると本当にエンターテイメントとしてHIPHOPを楽しんでいるのはOKIかもしれません(笑)

このテリヤキビーフのやり取りでの一番の名曲がこのOKIの曲だと思います(笑)

ちなみにこのDisに対するバーバルからのアンサーはありません。

OKIかわいそう(笑)

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