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大阪府大阪市浪速区にある新世界界隈の中心部にある大阪の看板である展望台から寂しいニュースが入りました。
通天閣を運営する通天閣観光は18日に役員会を開き、歌謡ショーや寄席を行ってきた地下劇場を来月末に閉鎖することを決めたそうです。
24年間の歴史に幕を下ろします。
興行主が寄席を撤退させることになり、「凄惨を維持できない」と判断したそうです。
下町の大衆娯楽を支えた24年間の歴史に幕をおろすことになりました。存続を求めてきた歌手の叶麗子らは「『ただいま』帰る場所が亡くなってしまう」と肩を落としたそうです。
人々の娯楽を24年間も支えてきたという下町の心であったであろう地下劇場は、自分は関東の若造なので理解することはとてもできないのでしょうが微かながら察してしまいます。
時代の流れとはとても無情です。
通天閣観光の西上雅章社長は同日に記者会見し、「思い入れのある劇場で、非常に残念だが、地元文化を更に発信できる場所に生まれ変わらせたい」と複雑な心境を語ったそうです。
確かに時代のユーザーとそのニーズに合わせなければ経営という視線ではとても難しいのかと痛感しました。
今年7月から9月は実験的にお化け屋敷として営業するとのことです、8月に今後の活用方法を決め、年内の利用再開を決めるそうです。
1989年に開設され、NHKの連続テレビ小説「ふたりっ子」の舞台にもなりました。
昭和の終わりと平成の始まりという時代の代わりに登場した地下劇場は中高年層から若手芸人のお笑いライブも行われ、とても幅広い年代の客を集めてきました。
ひとつの人情味あふれる舞台が別れを告げます。