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さて前回のエントリ『この前の飲み会でやっちゃったよ・・・これが東京!前篇』の続きだが、まずは前回のおさらいから。。
日曜の夜からの飲み会で、なにもせずに帰ろうと思っていたが、酔いつぶれたと思っていた女の子から『よかったらこの後もう一軒いきませんか?』とまさかの提案が!?
どうする俺!?
とりあえず今日は遅くなるなと覚悟を決めた俺は、クロージング前によくつかうバーに飲みにつれていった。
看護師:『まさか、飲みいけると思わなかったからうれしいです!』
俺:『俺のがうれしいよ!俺が誘おうと思ってたし!』
どの口が言っているのだろう・・・
店について、とりあえずラムコークとモヒートを頼み乾杯をする。
俺:『おつかれ!乾杯!いやー1次会で潰されたと思ってたから飲みにこれてうれしいよ!』
看護師:『全然大丈夫ですよ~そこまで飲んでないし・・』
なんてどうでもいい会話をしているとおもむろに彼女から
看護師:『でも、ほんといい顔してますねー』
まあ、1次会のときからチョクチョク俺の事みてたらからそう思ってたのは知ってるよ。
アラが見えないように2次会は照明が滅茶苦茶暗い店連れてきているわけだし。
作戦勝ちだわ。
俺:『まじ!?そんなこと全然いわれないよー。暗いからそう見えてるだけじゃん!?』
もはや棒読みの俺。
看護師:『そんなことないですよ!かっこいいと思います!』
その言葉を聞いて、今日の戦いは勝利するまで続けると心に誓った。
そう決めてからの俺の行動は早い。
明日の仕事のために1分1秒無駄にはできない。
俺:『まじ!?嘘でもうれしいわ!』
看護師:『嘘じゃないですよ!ほんとそう思います!』
俺:『ならいくか!』
看護師:『・・・え?どこに?』
俺:『ホテルっしょ!』
看護師:『え・・・?いや・・・ちょっと・・』
俺:『俺の事かっこいいと思ってくれたんでしょ?ならいくでしょ!』
酔っているのでロジックもクソもない。
完全に破綻しているロジックで押し通すのみ!
俺:『チェックで!』
と、会計を頼み、半ば強引に彼女の腕を引いて本当に1杯で店を後にした。
彼女と手を繋ぎながら、ここからホテルまで結構あるんだよなー
酔い覚めちゃうなー
と思いながら、どうでもいい会話を彼女とする。
まるで、これから起きることに蓋をするかのように・・・
そして、ホテル到着。
バリリゾート風の場所だ。
フロントで部屋を頼み、キーを受け取ると彼女がいきなり、
看護師:『トイレいってきていいですか!?』
俺:『全然いいよ!』
そして彼女のトイレを待つことになる。
・・・・・
・・・・・
長い・・・長すぎる・・・!
まさかバックレられたか!?
でも建物の構造上、トイレの前で待っている俺に気付かれずに外へ脱出することは不可能なはず・・・
トイレの中に窓でもあってそこから、帰ったか!?
それならそれでいいが、帰ったかどうかはやく知りたい。
こんなところで待ちぼうけをくらい、時間が無為に過ぎていくのが一番腹だたしい。
外から声かけて反応なかったら、俺も帰るか・・・
そんなことを思っていると、彼女がトイレからでてきた。
ほっと胸をなで下ろし、エレベーターに乗り込み部屋に向かう。
部屋に入ってからは雪崩式にコトは進んだ・・・
・・・・・・・・
乙
・・・・・・・・
明日も仕事が早いといって、コトを済ませたらそそくさと帰り支度を済ませ、ホテルを後にする。
タクシーをみつけるまでの帰りの道中、手を繋ぎながら、
看護師:『今度、カフェとかでデートしたりしてくれますか!?』
俺:『いいね!そういうの!しようよ!』
看護師:『やった!約束ですよ!』
俺:『もちろん』
辺りは今の季節には珍しく冷たい風が吹いていた。
東京の夜交わされる約束は夜の闇に消える男女のように儚いものだと知っているかのように・・・
そして、靖国通りまで出て今日のお礼をして、タクシーに乗り込み帰路についた。
こうしてどこにでもある東京の夜の1ページは幕を閉じた。